秋の四国路の野山に,美しい鈴の音がこだまする.山道を踏みしめていく幼いお遍路の瞳はつぶらだが盲目であった.少女の名はりんという.彼女は四国の山奥で,ばばと二人で野性の子として暮していたが,ばばの死後,瀬戸内海のみたらい島に売られた.りんが1…
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